ザ・バンド
ザ・バンド (The Band) はカナダ、アメリカのバンド。アメリカンロックの代表的アーティストの一つ。ミュージシャンズ・ミュージシャンとして今なお多くのアーティストから尊敬を集めている。
1959年、アメリカのロックンローラー、ロニー・ホーキンスは彼のバック・バンド、ザ・ホークスを連れロックンロールが落ち目になりつつあったアメリカを離れカナダへと活動の中心を移した。しかし、次第にドラムスのリヴォン・ヘルム以外のメンバーがホームシックにかかり脱退したため、現地カナダの若者をメンバーに加入させる。その際集まったメンバーが、ギターのロビー・ロバートソン、ベースのリック・ダンコ、ピアノのリチャード・マニュエル、ガース・ハドソン、後のザ・バンドのメンバーである。1963年までロニー・ホーキンス (Ronnie Hawkins) のバックバンドとして活動していた。
1965年、ザ・ホークスはボブ・ディランのバックバンドとして抜擢される。ディランがアコースティックギターの弾き語りによるフォーク路線から、エレキギターを使用したフォークロック路線へと転換する時期であり、電気楽器を嫌う従来のフォークファンからは壮絶なブーイングを受けた。しかしこれが逆にバンドの知名度を高めることになる。
ディランとホークとのコンサートツアーは全米、オーストラリア、ヨーロッパと続き、行く先々で賛否両論を巻き起こす。この有様は1998年発売のディランのライブアルバム『BOB DYLAN 1966 The “Royal Albert Hall" Concert』に生々しく残されている。ツアー半ばでは、保守的な観客のブーイングに嫌気が差したドラマーのリヴォン・ヘルムが脱退し、後任にはミッキ-・ジョーンズが一時的に参加した。
ツアー終了直後の1966年7月、ディランは交通事故で負傷。仕事を失っていたメンバーはディランに誘われ、彼の隠遁地であるニューヨーク郊外のウッドストックに住みつく。このころリヴォンも復帰する。彼等の家はピンクのペンキで塗られており、「ビッグピンク」と名付けられた。ここで行われたディランとのセッションは「ベースメントテープ」と呼ばれ、1975年にリリースされるまで長く幻の名作とされていた。……
(Wikipedia: ザ・バンド)