マイ・ケミカル・ロマンス
マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身のロックバンド。バンド名はアーヴィン・ウェルシュのカルト小説から由来する。
ブラック・フラッグやアイアン・メイデン、ミスフィッツなどから影響を受け、パンク・ロックやハードコアを基礎としたエモーショナルでメロディックな破壊的サウンドと、ヴァンパイアや死を用いた暗喩の多いダークで荘厳な詞の世界で、賛否両論の評価を巻き起こしている。
初期メンバーの5人は全員がニュージャージー出身で、ハイスクール在学中から親しくしていた。ハイスクールを卒業後、5人は一旦それぞれ自分達の将来を探すために散っていった。しかし、連絡を取り合うことだけは欠かさなかった。
ジェラルドは母親の実家の地下室に住みながら、NYでアニメーションの仕事をしていた。しかし次第にそんな毎日、自分の生き方に疑問を持ち始める。そして、同じ疑問を抱えていたマットと連絡を取り合い、2人は一緒に音楽をする決意をする。2人だけではあったが、ここに一番初期の段階のマイ・ケミカル・ロマンスが誕生する。
ジェラルドとマットの2人で、最初の曲となる「Skylines And Turnstiles」を作る。この曲が上手く出来上がったため、2人は自分達が知る中で一番のギタリストであるレイに連絡をする。すると、レイも興味を持ちギタリストとして加入する事になる。3人だけで簡易デモテープを完成させるが、バンドは未だベーシストを見つけられないでいた。そんなバンドの状況をマイキーが知り、当時は弾けなかったというベースを寝る時間も惜しんで徹夜で練習した。その事を知ったメンバーの3人が感銘を受けたことにより、マイキーがベーシストとしてバンドに加入して4人組となる。そして、そのデモテープがアイボール・レコードの目に留まり契約に至る。
2002年、デビューアルバムのレコーディング中に物足りなさを感じたバンドは、フランクを新たなギタリストとして迎える。その後たった2週間でレコーディングを終え、最初の曲である「Skylines And Turnstiles」をリリースする。そして2002年の殆どをアメリカやヨーロッパでのツアーに費やし、この時より確かなファンベースを獲得する。2003年7月には、サーズデイのGeoff Rickly (Vo)のプロデュースのもと、ファーストアルバム『I Brought You My Bullets, You Brought Me Your Love』がインディーズより発売される。彼との親交はジェラルドがサーズデイのTシャツを描いた事から続く縁である。
そしてバンドはメジャーレーベルのリプリーズ・レコードと契約し、セカンドアルバムである『Three Cheers For Sweet Revenge』を制作する。本作でバンドはメジャーデビューを果たし、多くの雑誌やメディアに取り上げられる事になる。日本でも日本デビュー前にも関わらずフジロックとサマーソニックの間で争奪戦が繰り広げられるなど話題となる。結局バンドはサマーソニック04にて初来日し、多くの観客を熱狂させた。その来日後、ドラマーのマットが脱退するという事件が起こる。マットとバンドの考え方の違いから折り合いが悪くなった事が原因である。バンドはその後、新たなドラマーとしてボブを迎える。
ジェラルドの薬物中毒&アルコール依存症に伴ううつ病の悪化などバンドとして苦しい状況を迎えるが、ジェラルドの禁酒宣言で問題を解決。2005年2月には再来日し、ワンマンツアーを敢行。2006年8月にはサマーソニック06に出演するなど精力的に活動している。同年12月にはサードアルバム『The Black Parade』を発売。2007年1月には東京、名古屋、大阪、と合計4箇所で3度目となる来日公演を行った。同年5月には初の武道館公演を行った。この武道館での公演がブラックパレードツアーの最終公演となった。……
(Wikipedia: マイ・ケミカル・ロマンス)