スーパートランプ
スーパートランプ(Supertramp)は、1970年にデビューしたイギリスのロック・バンド。初期のサウンドは当時隆盛を誇ったプログレッシブ・ロックの影響が色濃く出ているが、その後はポップ色を強めていく。その音楽性は10ccやエレクトリック・ライト・オーケストラらと同列で語られることが多い。バンド名の意味は「漂流者」。
1969年にロジャー・ホジソンとリック・ディヴィスを中心に結成。ロジャーの繊細なハイトーンを生かした幻想的な楽曲と、リックの力強い低めの声を生かした比較的ブルージーな楽曲(それぞれの曲も基本的にリードを取る側が作っている)の対比がバンドの音楽性に幅を持たせていた。1970年にデビューアルバム『Supertramp』を発表。
デビュー当初は大きなヒットに恵まれなかったが、ロジャーとリック以外のメンバーを一新し、プログレ色を薄めていった1974年発表の3枚目のアルバム『Crime Of The Century』がヒットし、人気アーティストの仲間入りを果たす。その後も『Crisis What's Crisis?(危機への招待)』(1975年)、『Even In The Quietest Moments...(蒼い序曲)』(1977年)など、立て続けにヒットを飛ばし、着実にスターダムの階段を上がっていく。
そして、1979年発表のアルバム『Breakfast In America』が、ついに全米ビルボード・チャート第1位を獲得。ポップなメロディとユニークなジャケットの効果もあって、アメリカだけで400万枚(全世界で1800万枚)を売り上げるなど、バンドにとって最大のヒットとなった。本作からはシングルでも「The Logical Song」(全米6位)や「Take The Long Way Home」(全米10位)などのヒット曲を生み出した。
1982年の『Famous Last Words...』発表後、中心メンバーの一人ロジャー・ホジソンが脱退、ソロに転向。バンドはもう一人の主要メンバーであるリック・デイヴィスを中心に活動を続けるが、セールス的には下降線をたどっていく。
近年では、2005年に発表したベストアルバム『Retrospective』が、全英チャート・トップ10にランクインするというヒットを記録した。現在でも彼らの音楽から影響を受けたというフォロワーは多く、2007年にはジム・クラス・ヒーローズ(Gym Class Heroes)が、「Breakfast In America」をカヴァーした楽曲「Cupid's Chokehold」を発表し、Radio&Records社のラジオオンエアチャートの1位になったことでも話題になった。……
(Wikipedia: スーパートランプ)