ZZトップ
ZZ Top (ズィーズィートップ)は、ビリー・ギボンズ、ダスティ・ヒル、フランク・ベアードの3人からなる、米国テキサス州出身のロックバンドである。メンバーは結成当初から変わっていない。
1969年、ギターのビリーを中心にメンバーが集まる。それまで各々はサイケデリック・バンドをやっており、ビリーのバンド The Moving Sidewalksは、ジミ・ヘンドリックスの前座をしたこともあった。その際、ジミヘンに「アメリカで最も有望な若手ギタリスト」と称されている。
また、ダスティとフランクは、それまで同じバンドに在籍していた旧知の仲であり、これ以降もZZ TOPのリズム隊として長く活動を共にしていく。
バンド結成当初はブルースに根ざしたサウンドで、黒人のブルースマンたちと一緒にツアーすることもあった。その頃、マディ・ウォーターズらと楽屋裏でポーカーをした逸話が残っている。マディがポーカーをする際、傍らには必ずピストルが置いてあり、それが怖かったと後にメンバーは語っている。
1972年、3枚目のアルバムTres Hombresがプラチナアルバムになる。それまでの精力的なライブ活動と、数々の大物バンド(ローリング・ストーンズ、 ディープ・パープル、ジャニス・ジョプリン等)の前座経験がセールスにつながったとされている。また、このころから地元テキサスはもとより、全米に名の知られるところとなり、コンサートの規模や観客動員数で記録を樹立してゆく。
1980年代初頭、当時の先端技術であるシンセサイザーを導入した頃からバンドに転機が訪れる。それまでのブギー・ブルース路線にテクノを取り入れ、豪快なアメリカン・ロックを創出。そのサウンドは特にアメリカの長距離トラック運転手たちに好まれ、Eliminator, Afterburnerなどはレコードよりもテープの方がセールスを伸ばした。
それと同時に、この頃始まった人気番組MTVにてコミカルなクリップを流し、世界の幅広い世代から受け入れられるようになる。日本に初めて来たのもちょうどこの頃だった。サングラスとビリー、ダスティの凄まじく長い顎ヒゲがインパクトを呼び、日本でも有名になる。バンド名にちなんで後の1998年にホンダ・Z(二代目)のCMに起用された事もある。
1990年には、マイケル・J・フォックス主演の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のエンディングテーマに"Doubleback"を提供した。これは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのファンである彼らの意向によるもの。
90年以降、バンドサウンドはブルースに回帰する姿勢を見せている。ただし、新しもの好きのビリーの趣味もあり、現代的なエフェクトやダウン・チューニングによる重厚なサウンドも多用され、新しい方向性を見出しているようだ。
結成から30年以上、全くメンバーチェンジをしていないZZ TOP。2004年にはロックの殿堂入りを果たしている。……
(Wikipedia: ZZトップ)